proficiency (名詞) の意味 とは?
意味(英和)
(高い)能力
意味(英英)
a high degree of skill
(英英辞典参考: Oxford Dictionary)
類義語・同義語
expertise, knowledge, competence
派生語
- proficient (形容詞)
- proficiently (副詞)
発音・アクセント
pro-ficien-cy /prəˈfɪʃ(ə)nsi/
プロフィシエンシーの「フィ」の部分にアクセントがあります。形容詞 proficient、副詞 proficiently も同様です。
proficiency の解説・覚え方
語源・定義・ルーツ
能力や技術が熟練していること意味する、ラテン語 “proficientem” をルーツに、1500年代半ばから使われるようになった proficiency 。1500年代後半から、派生して形容詞 proficient 、 副詞 proficiently が生まれたと言われています。
構成
- 「前へ進む」という接頭辞 (prefix) “pro-“
- 「〜をつくる」という “facere” の変形
- 名詞をつくる接尾辞 (suffix) “-cy“
ニュアンス
非常にポジティブな意味合いです。本来は「能力」「習熟度」を意味する言葉です。「レベル」に近い使い方をされることがあります。
しかし、接頭辞 “pro” を持つので、その「何かをつくるちから(能力)」が高いことを示唆しており、「熟達」などと訳されることもあります。
knowledge, ability との違い
knowledge は「知識」ですが、頭の中の情報量を意図します。 knowledged (形容詞)は、レベルが高いことを示唆し、「知識が豊富な」という意味に変わります。
ability はその言葉自体に、レベルの高低を暗喩するニュアンスは基本的になく、high ability 、 low ability 等と表現します。また、 ability は、短い期間に習得、もしくは持って生まれた天性のような能力も含みます。 proficiency は、長期間鍛錬を積むことによって開花した能力を意味するケースが多いです。
proficiency の使い方
最新ニュースからの例文
The government last week announced it was putting off the planned introduction of private-sector English proficiency tests.
和訳
政府は、先週 英語民間試験を計画導入を延期すると発表した。
解説
日本語訳回答に、赤字を入れていません。実は、最近よくニュースで利用されている「英語民間試験」という単語には、proficiency の対訳語は入っていません。
英語原文を直訳すると「民間英語能力試験」です。英語では “private-sector English proficiency tests” となどと言います。
他の使用例
The exam, held twice a year, evaluates Japanese proficiency and the basic academic abilities of international students
Group of Chinese educators nabbed for taking photos of university entrance exams in Japan, Japan Times
こちらは、「日本語能力」の記事です。このように、多くの英語ニュースの中で、 proficiency は言語や勉強の「能力」として頻出します。
Less than half of the county’s students in grades three through eight are at least proficient in math.
It’s time to change the marketing on the importance of mathematics, LancasterOneline
こちらは、数学の習熟度の話です。小学校3年生から中学2年生(アメリカは小学校から高校まで一気通貫して学年の数を割り当てます)の半分以上は、少なくとも数学を習熟している、と書いてあります。
形容詞 proficient は、後ろに 前置詞 in を置いて、目的語とつながります。間違っても “of” を入れないように。
いかがでしたでしょうか?背景を知ると、覚えすく記憶に残りやすいと思います。
最後まで読んでくれてありがとう!