merger の意味 とは?
意味(英和)
合併・統合
意味(英英)
a situation to combine two things, especially companies or organizations, into one.
(英英辞典参考: Cambridge Dictionary)
類義語・同義語
tie-up, union, alliance, takeover, combination
発音・アクセント・読み方
mérg-er /ˈməːdʒə/
「マージャー」と読みます。最初の「マ(ア)」にアクセントがきます。
merger の解説・覚え方
語源・定義・ルーツ
動詞 merge は、もともと 不動産用語(権利を放棄するという意)です。1700年代前半、「吸収による消滅」という法律用語として使われるようになりました。
ビジネス用語として使われるようになったのは、1800年代後半で、1900年に入り一般化しました。
構成
- 「沈む・消える」を本来意味する動詞 “merge” (現代では合併するという意味がメイン)
- 名詞に変える接尾辞 (suffix) “-er”
ニュアンス
言葉としては、「対等に」合併する、というニュアンスが強いです。
acquisition 、 absorption との違い
acquisition は「買収」です。本来の意味は、「獲得」です。こちらは株式売買などによって、子会社化することです。
absorption は「吸収」です。様々な定義がありますが、基本的には、片方の法人格が残って、もう一方の法人格やサービス名が消滅することを意味します。吸収合併は “absorption-type merger” と言います。
merger の使い方
最新ニュースからの例文
Z Holdings, which controls Yahoo Japan, and Line have been negotiating a merger along with their parent companies, Softbank and South Korea’s Naver.
和訳
ヤフージャパンを経営するZホールディングスと LINEは、双方の親会社であるソフトバンクと韓国のネイバーと共に、合併を交渉してきた。
解説
2019年11月18日、会見が行われ、合併は確定となりました。2020年10月を目標として、調整に入るとのこと。あくまでも「対等」であることを強調していますが、LINE Payをはじめとする金融系サービスやAIの戦略的投資により数百億円の赤字を抱える LINE。親会社のネイバーも引きずられる形で収益が落ち込みました。 ソフトバンクの孫社長は、グループの中で重複するサービスを今後どのように運営していくのか注目が集まります。
“along with~” も TOEIC で頻出するイディオムですので、覚えておきましょう。「〜と一緒に」という意味です。
その他の例文
The merger involves Hitachi Automotive Systems Ltd., a wholly owned subsidiary of the electronics giant, as well as Keihin Corp., Showa Corp. and Nissin Kogyo Co., which are under Honda’s wing. Hitachi, Honda to merge 4 auto parts makers to boost competitiveness | The Mainichi
こちらは、日立製作所とホンダの参加にある、自動車部品メーカー4社の経営統合のニュースです。このように、双方を補い合う形で経営統合する際、 merger (merge) という単語は使われます。
Yahoo! Japan to merge with Naver’s Line app
Yahoo Japan to merge with Naver’s Line app | Nikkei Asahi Review
動詞 merge の用法も解説します。 merge は自動詞・他動詞 両方になり得ます。他動詞として使う場合は、前置詞 with を伴います。
自動詞の場合
- Yahoo! and LINE merge, as they….
他動詞の場合
- Yahoo! merges with LINE …
- Yahoo! and LINE merges with one another