embrace とは?
意味(英和)
(動詞)
- 〜を受け入れる、含む
- 〜を抱きしめる、抱擁する
意味(英英)
- Accept happily, or include and imply
- Hold someone closely in one’s arms
(英英辞典参考: Oxford Dictionary)
同義語・類語
accept enfold, clasp, hug
派生語
- embrace (noun, 名詞)
- embraceable(adjective, 形容詞)
embrace の解説・覚え方
語源・定義・ルーツ
もともとは「両腕でしっかりと抱きしめる」という意味の embrace。上記の写真のような様子です。
14世紀半ばごろから「抱擁する」という動詞として登場しました。1500年に入ると、名詞としても使用されるようになります。
構成
- “en-“「〜の中に、へ」という接頭辞
- “brace“「腕」という意味のラテン語 bracchia (複)/ bracchi (単)がルーツ
この “brace” という語幹は、今は「腕」→「留め具」(つなぐもの)として進化を遂げています。
ニュアンス
ビジネスの世界では、「〜を抱擁する」からさらに進化して「〜を含む」「〜を受け入れる」「〜を容認する」と使われます。一般的に「抱きしめる」という行為は、相手を受け入れるジェスチャーです。温かみのあるニュアンスがあります。
“hug” は、カジュアルで軽い抱擁も含めます。”embrace” はもう少しぎゅっと強く抱きしめるニュアンスまた、 “hug” は物理的な抱擁として、多く使われます。
”include” も「〜を含む」という意味の観点では似ていますが、”embrace” には、もう少し尊敬しているニュアンスが含まれます。そのため「〜に則って(のっとって)」と訳すことも可能かと思います。
embrace の使い方
最新ニュースからの例文
Embracing the international spirit of the Olympics, this year’s (Kohaku) show will also feature Foorin Team E, made up of five children from overseas performing an English version of “Paprika.”
和訳
オリンピックの国際的な精神に則り、今年の紅白歌合戦では、”Paprika”の英語バージョンをパフォーマンスしている、海外の子ども5人で構成される Foorin Team Eが、目玉として出演します。
解説
直訳だと「国際的な精神を尊重して」「を意を含み」などが近いと思います。「国際的な精神を抱擁して」だと意味がわからなくなります。
このように、ビジネスや TOEIC では、元々の意味の「抱擁する」(物理的)よりも、「受け入れる」の意味のほうが頻出しますので、覚えておきましょう。
その他の例文
Japan’s 2013 National Security Strategy does not appear to embrace the concept of sustainability as central to foreign policy Does Japan have a global environmental strategy? | Japan Times
こちらは、王道の「〜を受け入れる」「容認する」と訳すことができるパターンです。embraceは、前置詞を用いらず、他動詞として使用することができます。
以上、ビジネス英語として使える “embrace” の紹介でした。
最後まで読んでくれてありがとう!