膠原病患者にとって、「生ワクチン」は基本ダメ(禁忌)
ついに コロナワクチン が、承認され、17日から始まりました…!👏👏👏👏👏
そんな中… 私は、全然関係ない 生ワクチン を受けてきましたw
生ワクチンとは?
めちゃくちゃざっくり言うと、「菌を実際に入れるワクチン」です。もう少しちゃんと言うと、感染しても病気になら何ように変化させた 生きた菌 または ウイルス を使ったワクチン、です。(病院でもらった資料から抜粋)
そのため、「弱毒性ワクチン」と言うカテゴリー (呼び方?)にもなるようです。高齢者や免疫抑制中のひとは、「実際に予防接種した病気を発症するリスク」や強烈な免疫反応(副反応)の可能性があるそうです。
膠原病をはじめ、免疫抑制治療をしている人は、基本的に「禁忌(きんき)」で、接種は回避する傾向にあります。
WHOのガイドラインでは、プレドニン 20mg/日を2週間以上、その他免疫抑制剤を使用している人は厳禁。私のように、ステロイドを10年近くとっているけど、20mg以下ならば、グレーゾーンだそうです。
(これは私の勝手な推測ですが、EGPAのほとんどの人が今やってるヌーカラとかは新薬だし「その他の免疫抑制剤」に入るので、多分NGだと思います。)
長年、他の免疫抑制剤を止めることに努力し、病院まで変え、その後拒否し続け、ステロイド1本で耐えてきた苦労(この苦労は簡単ではありませんでした、まじで!)がついに報われた瞬間でした。
コロナ や インフルエンザの ワクチンは、「生ワクチン」ではない。
なお、インフルエンザ予防接種のような不活化ワクチンは、死んだ菌を入れているので体内で増殖するリスクがありませんが、その分 抗体ができにくいそうです。 また、今 コロナで色々言われてる mRNA(メッセンジャーRNA)は、生ワクチン ではありません。
子供の時に受けた、風疹・麻疹、水ぼうそうなどは、生ワクチンです。なので強烈なのですね〜
当日、やっぱり怖かった
接種後、イエローカードと呼ばれる黄熱病接種の国際証明書がもらえます(写真は本物)。パスポートと一緒に一生涯保管します。再発行は 3,300円かかるそうです。笑
黄熱病 予防接種をしていないと入国できないケースがある
黄熱病は本当に命に関わる重大な感染症です。(その他 狂犬病なども怖いけど)日本に住んでいる場合はその危険性はほとんどゼロですが、海外ではそうではないところはまだまだいっぱいあるのです。
アフリカなどでは、国籍を問わず、入国や乗り換えに黄熱病予防接種の証明書(イエローカード)を要求される場合があります。
日本から渡航の場合は、要求されない場合も多いのですが、危険地域(中南米やアフリカなど)からの入国の場合求められます。それは国籍ではなく、どの国にいたか、です。
例えば、アラブ首長国連邦(UAE)は、危険指定地域からの入国もしくは乗り換え12時間以上の場合、イエローカードが必要です。
私たちのように基礎疾患があって受けられない場合は、特定機関(検疫所)で「禁忌証明書 (vaccination waiver)」を発行して、入国審査時提示することで、予防接種を回避したまま入国できます。
ただし、病気自体を回避することはできません。
基礎疾患があるからこそ、接種したかった
東京の代々木公園付近で以前デング熱のウイルスを持った蚊が確認され、東京で少しデング熱患者がでたり、保健所が公園を封鎖したりしていました。ブラジルでは、アマゾンあたりしかないのですが、代々木公園同様、大都市サンパウロ 郊外でも一時期発見された時がありました。
今、割とEGPAは安定しています。その間に受けておくのも手かもね、と検疫所の医師とも話していました。
また、60歳をすぎるとさらに危険度が上がります。「60歳以上+基礎疾患」では、もし受けたいとなった時、受けられる可能性は著しく低くなります。。。
また、万が一 強い副反応が起きてしまった時、日本にいれば、自分のいつもかかっている大学病院と連携することも可能です。海外で、予防接種または病気自体にかかってしまった場合大変なことになっていまいます。その際自分が苦しい思いをするだけでなく、周りにも迷惑をかけてしまう。そう思い、自分で決断して受けました。
コロナワクチン ともなるべく間隔を開けたかった
生ワクチンを接種後、4週間程度は他のワクチンを打てません。黄熱ワクチンの場合、2ヶ月は妊娠なども避ける必要があります。コロナワクチンの接種のあと、どうなるか分からなかったので、1日でも間隔を開けて先に接種しておきたい思いもありました。
自分で決断したにもかかわらず、すごく怖かった
黄熱病ワクチンは、普通の病院では受けられません。通常だと検疫所、都内だとトラベルクリニックがある2つの病院で受けることができます。保健所だけだとワクチン代だけで受けられます。病院だと診察代(3000円くらい)が別途かかります。
私の場合、ステロイドの量が少ないこと、MTXなど免疫抑制剤を中止してかなり年数が経っていることから、接種自体は不可能ではない、だけど、検疫所では対応できず、入院施設のある病院側で最終判断し接種するようにとの指示を受けました。
自分で堅く決断していたので、医師も最初は「通常の観光レベルならば勧められない」と言われたのですが、雨季にまとまった期間滞在する可能性があること&本人が納得していると言う条件のもと、当日接種してくれることになりました。とはいえ、注射器を目の前にした時、もし急激に体調が悪くなったら怖いな、と思い不安になりました。
接種は5秒で終わった
皮下注射
とても明るい先生と看護師の方達に囲まれ、一瞬で終わりました。その後30分ほど待機しましたが、副反応は一切なく無事に終わり、そのまま職場に向かいました。筋肉注射ではなく、皮下注射でした。
とはいえ、21,000円は高い!笑
予防接種は病気ではないので、健康保険が使えません。(日本の場合、インフルエンザなどは健康保険や会社から補助がありますが、あくまで自費扱いです。)
財布軽くなったわ・・・クレジット払いだけど👛
副反応なし
その後 数日経っていますが、発熱・筋肉痛などなんの副反応もなく、普通に過ごせています。もしかしたら黄熱ワクチンではないかもしれないのですが、打った翌日午後からなんとなく のどがつっかえるような悪心(気持ち悪い)が続いています。別件で前日に背中を痛めてしまったので、そのせいかもしれません。
あと、接種した箇所、痛みは一切ないのですが、少し赤くなっていました。
注射をしたのは、利き腕じゃない方の二の腕です。
お見苦しくてすみません。
すごく寒い日に写真撮ったので、鳥肌が立ってしまってます(笑)
血液検査もなんも問題なかった
接種3日後に、リウマチ内科など通常外来があったので、血液検査も受けましたが、炎症反応(白血球)や肝機能(ALT)も何も問題ありませんでした。
「肝機能など数値に変動があるかも?」
とも言われていましたが、なんとか頑張ってくれたみたいです、私の体。ありがとう!
自分は、ラッキーでした
副反応などもなく、無事に生ワクチンを乗り切れた(今のところ)のは、本当に幸運でした。ワクチンで出る副反応の有無や程度は、本当にルーレットのように個人個人違うからです。
とはいえ、基礎疾患がある人は、強烈なワクチンはなるべく避けたほうが良さそうです。どうしても必要な時は、自分でちゃんと覚悟していかないといけません。会社とか家族とか周りにどう言われたか、ではなく、自分の判断になります。
後悔は ありません☺️
今日も 最後まで読んでくれて ありがとうございました💕
前向きリサ☀️カリフォルニア🌴
with 膠原病 EGPA
公式アカウント
⏬ 更新通知はこちらから ⏬
Lisa Dee -前向きリサ☀︎カリフォルニア
@maemuki_EGPA
フォロー&いいね で、応援してください✨
\ クリックで応援お願いします /
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症・好酸球性副鼻腔炎
情報ウェブサイト
チェックしてみてね