redundant の意味 とは?
意味(英和)
- 余分な、過多な
- 冗長的な
意味(英英)
- superfluous, enough
- not strictly necessary to functioning but included in case of failure in another component.
(英語Source: Cambridge Dictionary)
派生語
- redundancy (名詞)
類義語・同義語
- overflow, superfluous, wordy (in words)
- extra
発音・アクセント・読み方
re-dúnd-ant /rɪˈdʌnd(ə)nt/ 「リダンダント」
redundant の解説・覚え方
語源・定義・ルーツ
ラテン語が語源となっており、「余分な」という意味の形容詞 redundant。本来は、『水』にまつわる英単語でした。
構成
- “re-“: 「再び」を意味する接頭辞 (prefix)
- “undare“:「波の上昇」という意味の語幹
- “-ant“:「〜の性質を持つ」という意味を持ち、言葉を形容詞に変える接尾辞 (suffix)
高い波(不要なもの)が二度以上押し寄せている状況から、あふれる水が意図しています。そこから、さらに「余っている」「余分な」という意味が発生しました。
16世紀ごろには文献などで利用されていることが確認されています。基本は物質を目的語にとっていました。19世紀初頭、イギリスで、人間や雇用状態に対しても使われるようになりました。
ニュアンス
食べ物が余っている時や人員が余って仕事がない状況(供給過多)など、何か不都合があるニュアンスが、今も昔も本来一般的です。しかし、現代では、ニュートラルまたは肯定的な意味で使われるケース増えました。
ITインフラ系のお仕事をしている人であれば、「冗長性(じょうちょうせい)」という単語はよく聞くと思います。誰にでもわかる言葉で言うと「バックアップ」。例えば、お客様の大切な情報を格納するデータセンターでは、必要量に対して、予備機を用意する 「n+1」、もしくは2倍の設備を構築する「 2n 」と言う考え方があります。このように、二重化・多重化させることを、「冗長性」と呼んでいます。データセンターが機能不全に陥ると、国・組織・個人の情報コミュニケーションが完全にストップしてしまうので、地震や津波、台風などの影響を受けないよう最新の技術を利用して設計されています。こんな時にも redudant redundancy は使われます。
redundant の使い方
最新ニュースでの例文
Redundancy and Risk Management: Lessons from Japan’s Disasters for Southeast Asian Infrastructure
和訳
冗長性と危機管理:日本の大災害から学ぶ、東南アジアインフラへの教訓
解説
この記事は、2018年の西日本豪雨の後、日本がどのように対応・適応していったのかをを説明しています。
特別解説:WBSで説明していた「多重性」の意義
先日、ワールドビジネスサテライトで「リダンダンシー (redundancy)」という言葉が紹介されました。
今後の自然災害には、「緩和」から「適応」へシフトしていかなければならない、と言うのが主旨でした。台風や地震に対しては、事前対応策や予防策をこうじることが難しくなってきています。そのため、災害が起こった後の「対応策」を検討しておくことが大切だ、と言うことです。
例えば、2019年9月の台風で千葉県は大きな被害を受けました。家の屋根が吹き飛んだりすることを以前に予測して対策するのはほぼ困難です。しかし、その後千葉県(知事)の対応の遅さや情報共有の悪さは、大変ニュースになりました。このような「災害後の対応策」として、別ルートを事前に検討しておくことは、可能だったのか、と思われます。なぜなら、日本は災害大国で、他都道府県でたくさん前例とノウハウがあるからです。
このように、災害により既存の方法がダメになったときのための、別の方法を検討しておくこと、を「多重化(リダンダンシー)」と呼ぶのです。
台風怖かった!
リダンダンシー大事!
その他の例文
Qantas staff will be made redundant after announcing a restructuring of its head office, but the airline can’t say how many employees will lose their jobs. Qantas announces staff will be made redundant to help pay its $4.3billion wage bill – but the airline can’t say how many will lose their jobs -dailymail.co.uk
目的語が人間になる例をご紹介します。カンタス航空、本社を組織再編成したため、人員が余ってしまう模様ですが、何名削減されるか見通しが立っていません。このようにリストラと redundant は悲しいですが、よく一緒に登場します。
また、この “be made redundant” という表現はよく使用され、TOEIC でも出る可能性が高いので、覚えておきましょう。この場合、主語は物質・人間両方当てはめることができます。
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