TOEICリーディング・セクションは 時間との勝負です。
どのような時間配分や解き方が必要でしょうか?
リーディング理想の時間配分
こちらが理想のタイムテーブルです。
リーディングセクション | 所要時間 | 時間の目安 |
Part 5 | 合わせて15分 | 13:45-14:00 |
Part 6 | ||
Part 7 Single passages | 30分 | 14:00-14:30 |
Part 7 Multiple passages | 25分 | 14:30-14:55 |
最後の見直し | 5分 | 14:55-15:00 |
そうです、極意は、
TOEICリーディングは 70分で解く!!(鬼)
語彙力がしっかりついていれば、無理のない理想の時間配分です。では、この理想の時間配分を実現するには、どのように進めたら効率的でしょうか?理由も含めて、解説いたします。
各セクションの解き方解説
Part 5: 少し時間をかけてもいい
リスニング終了直後で、ちょっと疲れているかもしれません。もしかしたら、聞き取れなかった問題が気になるかもしれません。が、過去は変えられないので(笑)、一気にスタートしましょう。
30問あるのでしんどいですが、気分がのってくるまで時間をかけてもいいです。空所の後にヒントが隠されていることもあります。
論理的な問題で迷った場合、一旦直感を信じマークをつけ、最後残り時間で戻って来ましょう。例えば、”because” “however” “moreover” など、2つの文章をつなぐ問いです。Part 7を解いているとだいぶ頭が英語脳に切り替わってくるので、意外とあっさり答えが 見えてくることもあります。
当日のフォームの難易度にもよりますが、だいたい 8~10分 で終わることが理想です。
Part 6: スピードをあげる
Part 6は、スピードを上げていくことを心がけます。実際はこちら5分くらいです。最低でも10分未満で終わらせないと、Part 7の最後まで余裕を持っていけません。
私の解き方はこちらです。
- とにかく前から読む
- 単語補充問題は即時回答だが、まだマークシートには書かない
- 答えの目星だけつけておいて、とりあえず最後まで読み切る
- 文章補充の設問の前後を確認して答えを選ぶ
- 全ての答えに矛盾がないか確認する (5秒)
- 答えを全てマークシートに移す (5秒)
マークシートに都度書いている方が時間のロスしたり、またケアレスミスを招いていることに気づきました。私の個人的な場合ですが、「A」が正しいとわかっていても、読みながらマークすると、なぜか「B」にマークしていたり、ずれたりしてしまうことがあったからです。。。(普段からよくマークシートを使っている学生の方などは、そんなボンミスはないかもしれないですが・・・)
視線があっちにいったりこっちにいったりすることも、時間や思考のロスになります。
また、色々なウェブサイトや参考書にもありますが「Delayed clue」というものがあります。文頭の問いの答えが、文末にある場合です。
以上全ての理由を加味しても、マークシートの記入は最後に回すのが得策です。
Part 7 (Single): フルスピードでもう迷わない
今までは助走で、ここのセクションはスピードで本気を出す、といった気持ちで行きます。設問が2つくらいしか無い問題は、もう3分くらいしか 時間をかけません。
私の解き方はこちらです。
- タイトルやメールの送受信者を確認する(ないものはスキップ)
- 設問の質問文だけを確認する
- 文章や単語を抜き出し問題、文章挿入問題の選択肢を確認する
- 各回答の目星をつけながら、文章を最後まで一気に読む(絶対に止まらない)
- 文章抜き出し問題で、目星のところ以外に当てはまる可能性がないか確認する
- 答えを全てマークシートに移す (5秒)
後半になるに従って設問が増えたり文章が長くなったりするので、最初の方は、2~3分で済ませる時間配分です。最後の1−2問は、もう少し長くても良いかもですが、それは初速によります。
タイトルやメールの送受信者は、全体把握をする大事な鍵です。なので、焦らずちゃんと確認しましょう。
最初は質問文だけ読みます。選択肢は「”xxxx”っていっているのはどういう意味?」や単語の言い換え、文章挿入問題だけ確認します。なぜなら、これらの問題は、文章読解中、もしくは設問と選択肢を読むだけで、もう答えがわかってしまうケースが多いからです。
私は、いくつか解いていて、最初の問いの答えが、文章を最後まで読まないと答えにくい場合もあったなと思っています。なので、最初の問いは警戒します。無理して答えると最後「あれ?」となるので、目星をつける程度で留めます。
答えは、最後にまとめてマークシートに記入します。
Part 7 (Multiple): ここはじっくりと
解くプロセスは、 上記のPart 7 (Single passages) とほとんど変わりません。
ただ、特に後半ですが、文章のあっちこっちを見たり、ナゾナゾのような問いが出てくる場合があります。その場合焦らず落ち着いてあちこち確認する必要があります。
各設問の所要時間は、だいたい5分くらいです。だいたい 5設問くらい出ますので、全体的に25分を目指します。
最後は 5分残す
- マークミスがないか確認する
- Part 5で迷ったところを再度確認する
最後に5分残すことで、70分をフルで読解に当てることができます。私は臆病者なので、最後の1分などは、あたふたするだけで、正直脳内停止状態です。なので、必ず時間は余らせるように心がけます。
まずは、リスニング・セクションの回答も含めて最後の見直しです。人間誰もがミスするもの。マークシートの記入漏れや変な記載がないか全て確認します。
もし、Part 5で迷っていたところがあれば、ここで戻ります。短文なので、ここで再度読むと答えがはっきりすることもあります。もし、以前答えがよく分からない場合は、最初の答えを選択しましょう。(人間の直感はあなどれません笑)
ここで Part 6, Part 7の解き直しをするのは、得策ではありません。なぜなら、正しい答えを導くのは、また本文を読まないといけないからです。最後の5分では、できません。なので、Part 6, Part 7のマークシートは丁寧に記載する必要があるのです。
いかがでしたでしょうか?
その他良いTipsや何かお気付きの点など、コメントください^^